旧山手通り 2021.07.17

夏の旧山手通りです。
鮮やかな色彩の花が青い空に映えています。

横断歩道の真ん中からは、鎮守の森のような豊かな緑を望むことができます。

ポストモダン建築と呼んでよいのでしょうか…。1990年前後に建てられた建築の後ろには、2005年に竣工した高層ビルがそびえています。

細い路地沿いにも大きな木が残り、涼しげな木陰を見ることができます。

この場所からは、電柱も高層ビルも視界に入ることなく、青く広い空が広がっている景色を見ることができます。
旧山手通りは、幅員22ｍ、往復4車線の東京都の主要幹線道路ですが、その沿道には、敷地内に植えられた樹木を超える高さの建物は全く目に映りません。
代官山で暮らしている人々の多くは、このような景観を日本の都市のあるべき姿だと考えているようです。

しかしながら現在では、このような清々しい景色は、自動車交通量の少ない時間帯にしか見ることができなくなってしまっています。