東急不動産「(仮称)代官山町プロジェクト」建設工事説明会 2020.12.03

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東急不動産株式会社は、「東京都中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づいて、TENOHA跡地で進めている代官山東急アパートメントの建替え工事である「(仮称)代官山町プロジェクト」について、法令で定められた範囲の近隣関係住民及び、渋谷区認定まちづくり協議会である代官山ステキな街づくり協議会からの要請によって、建設工事に際して大きな影響を受ける可能性があると想定される範囲の住民を対象に、2020年12月3日に、地域交流センター恵比寿で説明会を開催しました。

説明会の開催に先立って、東急不動産株式会社では新型コロナウイルス感染症予防対策として、説明会開催告知対象範囲の住民やマンション管理組合等に対して、個別に説明資料を受け取ることが出来る手配をし、個別の問い合わせに対しても対応可能な体制を準備したことにより、説明会当日の参加者は17名に留まりました。

説明会での説明は、事業主である東急不動産株式会社及び施工業者である株式会社竹中工務店の担当者によっておこなわれました。

新築工事は2021年3月から開始し、2023年8月末頃の完了を予定していると説明されました。

計画されている建築物は地上10階/地下2階建の建物となり、用途は共同住宅・店舗(1・2階)・事務所(3階)を予定していると説明されました。

建設工事についての質問、意見としては、

・解体工事の開始に際して、工事現場に隣接する住宅に対しては個別訪問による説明がなされるべきである。一部の住人に対しては、説明書の投函のみで済まされているところがあったので、今後、新築工事を進めてゆくにあたっては、きめの細かい対応を求めたい。

・現存建物の解体工事に際しては、防音壁の設置や散水などの対策をとってはいるようだが、その効果は十分ではなく困っている。より効果的な方策を望むのと同時に、新築工事においても十分な配慮を求めたい。

・Q:新築工事にあたっては、ある段階からは工事車両の出入り口を変更し、代官山通り側にも工事車両の出入り口を設けるのは何故か?
 A:地下部分の工事完了後は、内装用の資材等の搬入については完成した地下駐車場から工事個所に運搬することになるので、代官山道路側に設ける建設中の建物の地下駐車場への出入り口を搬入路として使用することになるためである。但し、そのような目的での使用となるため、工事車両は2tトラックなど、小型の車両に限定する。

・Q:猿楽橋の重量規制のために、大型の工事車両は旧山手通り方面から八幡通りを北上し、工事現場内へ右折により進入するとのことだが、どの程度の頻度になるのか?
 A:多くても1日当り6台程度である。

建築計画についての質問、意見としては、

・10階建の建物のうち、代官山駅側の部分については7階建とし、その屋上部分に空調設備等を設置するとともに、居住者用の共用テラスを設ける計画になっているが、近接する住宅に対して、プライバシー保護、騒音防止等の充分な対策を施すよう求めたい。

・住戸のテラス部分を緑化する計画になっているが、隣接する家屋・建物などへ落ち葉が飛散することが無いように対処することを求めたい。

・商業店舗については、充分に騒音防止対策を施すよう求めたい。また、来街者集客を促進する店舗だけではなく、近隣住民の利便に資するような店舗の導入を求めたい。

といった発言が参加者からありました。

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