代官山駅乗降客数 1975-2017
代官山駅の乗降客数は1970年代から1990年代にかけて着実に伸びてきました。
2000年8月に同潤会渋谷アパートメントハウスの建て替えを目的とする、渋谷区で最初の市街地再開発事業である「代官山地区第一種市街地再開発事業」によって「代官山アドレス」が完成すると、フジテレビのトレンディドラマ『やまとなでしこ(松島菜々子主演)』の中心的なロケ地となった影響などもあり、代官山への来街者数が大幅に増加しました。
代官山アドレス完成前の1999年と完成後の2001年の比較では、年間の普通乗車券による降車人数は306.4万人から457.6万人に増加し、その伸び率は149.3%にもなりました。
しかしそれは一過性のブームで、2002年から2006年までは、急速に降車客数は減少し、代官山アドレス完成前とほぼ変わらない程度にまで落ち込みました。
その後、2011年12月の「代官山T-SITE」の開業によって、年間の降車客数は60万人近く増加し、その後も微増を続け、2015年4月に東横線地下化による線路敷地の再開発事業として「LOG ROAD」が開業すると、一時的に降車客数が増加しましたが、その後は少しずつ減少してきています。
したがって現在も、代官山アドレス完成直後の2001年のレベルにまで回復することがない状態が続いています。
2013年3月からは、東横線を含む私鉄5路線の相互直通運転が開始されましたが、これについては代官山にはほとんど影響がなかったと考えられます。
1990年から1999年までの10年間の、1年間の普通乗車券による降車人数の平均伸び率は約9.4%でしたが、リーマンショック後の2008年から2017年までの10年間の平均伸び率は約2.4%に留まっています。
出典:東京都統計年鑑 運輸 私鉄の駅別乗降車人員
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