OFFICINE UNIVERSELLE BULY

DISCOVER

OFFICINE UNIVERSELLE BULY(恵比寿西1-25-9)は、2017年4月1日(土)にオープンしました。

パリの本店は1803年に創業したそうです。それはいつ頃のことかというと、ナポレオン・ポナパルトがフランス皇帝に即位する1年前で、イギリスでは産業革命がちょうど中頃を迎えた時代にあたり、市民層の購買力が高まってきた頃だったのではないかと思います。
ショップスタッフのお話によれば、それまで香水は貴族などの限られた人のものでしかなかった時代に、調香師で創業者のJean-Vincent Bully(ジャン=ヴァンサン・ビュリー)が新しい香粧品を開発し、一般の人々でも手に入るものにしたことで人気を博したそうです。
現在のOFFICINE UNIVERSELLE BULYは、「Colette」(惜しまれながら閉店したパリのセレクトショップ)の元PR担当で、現在はビューティー雑誌『Corpus』の編集長であるVictoire de Taillac(ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック)とアーティスティック・ディレクターのRamdane Touhami(ラムダン・トゥアミ)夫妻が、2014年にパリ6区のボナパルト通りに店舗を出店しブランドを復活させたものだそうです。

日本での一号店であるOFFICINE UNIVERSELLE BULY 代官山本店は、クラシックな右側がパリを、モダンな左側は東京をイメージしているそうで、オランダの建築雑誌『FRAME MAGAZINE』の賞である「FRAME AWARDS 2018 SINGLE-BRAND STORE OF THE YEAR」を受賞したそうです。
インテリアの素材は全てフランスで製造され、職人が来日して内装工事をおこなったとのこと。店舗右側の床はパリの本店で使用されているものと同じものだそうです。
また、ステンドグラスのように見える左側の壁面の小窓には、アクリル樹脂の中に香水で使用される植物を埋め込んだものがはめられているそうです。

OFFICINE UNIVERSELLE BULYはその業態を「総合美容薬局」と定義していますが、右側のクラシックなコーナーでは、かつて植物療法に用いられたような香油を販売しています。一方、モダンな左側には独自の製法で作られた水性香水(アルコールやエタノールを使用していない)がディスプレイされています。
現在は、2019年7月3日(水)から2020年1月6日(月)の期間限定で、ルーブル美術館の大ピラミッドの地下に開設されたオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビューリー ルーブル美術館店で販売していた、フランスの著名な調香師とのコラボレーションによるルーブル美術館所蔵の代表的な作品にインスパイアされた香りも販売していました。

店舗では、詳しく製品が解説されている小冊子を頂くことができました。
商品を購入すると、専用のラベルに手書きのカリグラフィーで名入れをしていただけるそうなので、特別な人への贈り物選びの場所として憶えておくのも良いかもしれません。

OFFICINE UNIVERSELLE BULY

https://www.buly1803.com/jp/

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。