東塔堂

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代官山と渋谷の境目、鴬谷町と桜丘町を隔てる道は「西郷さんの馬車道」と呼ばれているそうです。これは、明治時代に西郷従道が、自宅から馬車で霞が関まで登庁するために、三田用水鉢山分水路に沿って、当時の日本鉄道渋谷停車場付近までを整備した道だからだそうです。

それはともかく、この道沿いのビルの1階に古本屋の「東塔堂(とうとうどう)」が移転してきたのは2009年のことでした。
東塔堂は、主として美術やデザイン、建築、写真などの古書を取り扱っています。

古書も古着と同じで、発売された当初は一定数のロットで店頭に並びますが、時が過ぎヴィンテージとして店頭に並ぶ時には、それはほぼ一点ものとして売られることになります。誰かが買ってしまったら、同じものがまた並ぶ保証は無い。そして、次に何が入ってくるかもわからない。だから、古書との出会いは常に一期一会です。

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そのような場所で、自分が持っている本に出合ったりすると、期待感が膨らみます。いつかきっと、好みの本に出会うことができるでしょう。

東塔堂では、時折展示会も開催されているそうです。

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