ぎゃらりー無垢里 最後の日

FOR VISIT

1995年11月の開設以来、四半世紀に亘って代官山的名所のひとつとして存在してきた「ぎゃらりー無垢里」は、2021年2月9日にその幕を閉じました。

「ぎゃらりー無垢里」は、建築家金田正夫が昭和30年代に建築された民家を改造して開設した、普段使い出来る作家もののクラフト作品を展示販売する場所でした。お馴染みの作家さんたちが週替わりで開催する企画展に加え、不定期ですがいろいろなワークショップも開催されていました。

2016年の初夏には、金田さんにお願いしてお庭を拝見させていただきました。

同潤会代官山アパートが無くなってしまった後の、次々と緑豊かな空間が失われてゆく代官山にあって、このように日本の昔ながらの景観が残されている場所はとても貴重な存在になっています。

新型コロナウイルス感染症の問題が起こるまでは、喫茶室の営業もおこなっていて、懐かしい日本家屋の佇まいの中で過ごすひとときは人気があったようです。

金田さんは、これからもこの家屋の二階の建築事務所で仕事を続けてゆかれるそうなので、「ぎゃらりー無垢里」が終わってしまってもこの建物が取り壊されてしまうようなことはなさそうです。
この建物の佇まいをそのままに、新しい使い方をしてくれる人が出てきてくれることを期待しているそうです。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。