Chez Lui

代官山というまちが注目され始めた1970年代。ヒルサイドテラスのトムスサンドイッチも閉店してしまった今となっては、当時のDNAを受け継ぐお店はほんとうに少なくなってしまいましたが、1975年に開店したシェ･リュイは、ずっと代官山で暮らす人々に愛され続けているお店です。

『女性自身』1976年3月4日

1976年3月4日発行の『女性自身』では、開店間もないシェ･リュイが紹介されています。

現在では取扱い商品の幅も広がり、長い歴史の中で多くの人に愛される数々の定番商品が生まれてきました。したがって、人によって「シェ･リュイと言えば…」というものはそれぞれに異なっているでしょう。

形も表面の焼け加減もひとつひとつが微妙に異なる手作り感たっぷりのスイートポテトを定番に挙げる人もいるでしょう。

もちもちっとした食感が美味しいカヌレをシェ･リュイの定番だという人もいるでしょう。

とある代官山のお店のオーナーは、頻繁に代官山ラスクをおやつに買って帰っているようです。

ケーキはオーソドックスなものが多いですが、種類は豊富です。

ホールでの販売もしています。

パンも人気が高く、午後には売り切れてしまうものもあるようです。

ヨーロッパの街角を連想させるようなこの佇まいも、代官山が好きな人に愛されている理由のひとつでしょうか。