(仮称)猿楽町Ⅱ計画(ラ・フェンテ代官山跡地開発⇒プラウド代官山フロント&テラス)

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猿楽町11-1では、野村不動産による「(仮称)猿楽町Ⅱ計画=プラウド代官山フロント&テラス」の工事が進んでいます。
完成後は、一部に商業施設を含む12階建と4階建の2棟の分譲マンションが八幡通り沿道に建つことになります。

2018年11月22日説明会資料

ビル風と日影による周囲への影響が大きいと考えられる12階建の建物は、断面の形状が曲線を描くようにデザインされ、それらの悪影響を極力抑える工夫がされています。
住宅地である北西側に位置する4階建の建物は、庇や、外壁にルーバーで覆った三角柱のスペースを設けるなどのデザイン的な工夫により、単調な外壁にならないようにしてあります。

2019年2月7日説明会資料

駐車場入口と正面玄関への車寄せを八幡通り側に設置するため、現在のバス停の位置は若干猿楽橋方向に移動することになっています。
また、八幡通りに面する店舗の間の通路は、敷地北西側の路地まで通り抜けが出来るようになっています。しかし、この通路は途中に階段が設けられるため、バリアフリー対応にはならないことになっています。
A棟 12階建て 84戸 2021年6月末日竣工(予定)
B棟 4階建て 20戸 2021年1月末日竣工(予定)

昭和40年代の八幡通り

もともとこの場所は村井家の屋敷があった場所でした。この写真は、昭和40年代の八幡通りの様子です。一番右の屋敷が村井邸です。
中央のたくさんの木立がある屋敷には歌舞伎門がありました。現時点ではこの場所は、旧渋谷区役所跡地に建設されたパークコート渋谷ザ・タワーのマンションギャラリーに使用されていますが、以前は有料駐車場に使われていました。
電柱の陰になっている一番左の屋敷の場所には、1992年に「代官山藤ビル(サンローゼ代官山)」が建てられました。

ラ・フェンテ代官山

村井家の土地は、後に川崎汽船の社宅として長く使われてきましたが、代官山地区第一種市街地再開発事業(代官山アドレス建設)に合わせて、商業施設であるラ・フェンテ代官山が建設され、2000年末に開業しました。建設工事の発注者は川崎汽船でしたが、川崎汽船の第137期有価証券報告書によれば、2004年に35億5800万円でラ・フェンテ代官山の土地を購入したことになっています。
この土地が、2017年には野村不動産に売却され、譲渡価格は公表されていませんが川崎汽船は69億円の譲渡益を計上しました。
土地の面積は約1,120坪ですので、1坪当り約616万円の収益になったことになります。

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