代官山グリーンバード主催「これからのコミュニティを考える」2020.01.17

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日本マイクロソフトが新たに代官山に開設したAzure Base Daikanyama(代官山町20-5)では、2020年1月17日(金)に、「これからのコミュニティを考える」が開催されました。

代官山グリーンバードの紹介の後、福田圭祐さん(NPO法人グリーンバード代表)と日比谷尚武さん(コネクタ・エバンジェリスト)からのプレゼンテーションがおこなわれ、その後に「ワールドカフェ」という小グループに分かれて対話をおこなう討論のスタイルで「いま求められているコミュニティのあり方・カタチってどういうものなのか?」を考えるワークショップがおこなわれました。

1番目の問いとして「参加したくなるコミュニティの要素」が提示されましたが、個々人が捉えている”コミュニティ”という言葉のイメージや、個々人が志向する”コミュニティ”の条件の羅列がなされたに留まり、何度も小グループのメンバーを入れ替えて対話をおこなうだけの時間がなかったために、対話によって得られる”気づき”から最大公約数要素を見出すところまでには至りませんでした。
そのため、今後もさらに細分化されたコミュニティの乱立(分断化)が進行してゆく可能性を感じさせる印象でした。

その状態で2番目の問いとして「2025年に渋谷区というコミュニティはどう発展してゆくと思いますか?」が提示されたために、第1の問いの延長線上で第2の問いについて討論されることはなく、結果的には、”空間的に限定された地域の中でより多くの人を包摂する共同体の構築”に向けた展望にまで議論が発展することなく終わりました。

したがって、今回のワークショップは「人々が知り合いを増やす、お互いを知りあうツール」としての機能は果たした感がありますが、プランあるいはアイデアの供創にまでは至らなかったのではないかと思います。

このワークショップは今後も継続して開催してゆく予定とのことですので、今後の展開が期待されます。

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