「TENOHA DAIKANYAMA 建替え計画に関する意見交換会」 2020.01.21

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代官山ステキなまちづくり協議会主催による「TENOHA DAIKANYAMA 建替え計画に関する意見交換会」が2020年1月21日(火)に代官山アドレス コミュニティールームで開催されました。

会場には60名以上の方々が参加され、椅子が足りないために立ち見の方が出るほどで、関心の高さが窺えるものでした。

冒頭、代官山ステキなまちづくり協議会からこれまでの東急不動産との協議の経緯について説明がありました。

東急不動産との協議との協議にあたり、代官山ステキなまちづくり協議会が作成した要望書の内容とそれに対する東急不動産からの回答も紹介されました。

その後、東急不動産から建替え計画に関する説明がありました。

一連の説明の後、説明会の参加者からは以下のような意見が述べられていました。

・TENOHAには良い広さの中庭があったが、計画ではそのスペースがかなり減っているように見える。TENOHAにあった中庭程度の空地スペースを確保するように計画変更してもらいたい。

・代官山は空が広いところが魅力であると認識しているが、この計画ではどの程度日の光が地上面に降り注ぐのか?

※八幡通り側(赤線よりも左側部分)は高さ制限が40mなので12階建になる。代官山駅側(赤線よりも右側部分)は高さ制限が30mなので8階建以下になる予定。

・規模の大きい建物は代官山のアイデンティティにそぐわない。新たに代官山に住宅を求める人も、代官山には大きな規模の建物が無いことを評価していると考えられる。したがって新たに開発するマンションも規模の小さい(高さの低い)ものにすべきではないか。

・商業床部分に予定しているテナント選択の構想を開示してほしい。ナショナルチェーン店のような類のテナントの導入は止めてもらいたい。

・建築家がデザインする建物は、建物が主張し(目立ち)過ぎて周囲の環境との調和が図られない。このデザインは緑を多く配置しているように見えるが、ゴテゴテした大きな建物という印象しかない。

・想定外といわれるような異常気象が多発してきている中、テラス部分の大きな植栽の安全性は確保できるのか?

・風を成長させるような(ビル風が発生するような)建物にはしないでもらいたい。

・建物東側(代官山駅側)の敷地境界と建物壁面の間の距離が短いところでは4m(テラス突端からは2m)では、隣接する家屋に近すぎるのでもっと間隔をとるように計画変更してもらいたい。

・建物北側の道路(代官山アドレスとの間の道路)に駐車場の出入り口を設ける計画になっているが、この道路はコミュニティバスの経路にもなっているだけでなく、自動車通行量も多く、また路上駐車も見られるなど安全性に対する懸念があったため、2000年の代官山アドレス竣工時から代官山アドレスの駐車場出入り口は閉鎖してもらっている。したがって、この建物についてもこの道路側に駐車場出入り口を設けない形に計画変更してもらいたい。

・駐車場出入り口を八幡通り側に設けない理由として、「八幡通りの交通量が多く渋滞を誘発する可能性があるため、警察署からの指導もありこのような計画にした。」と説明しているが、八幡通り沿いの建物はほとんど全て駐車場出入り口を八幡通り側に設けているが、入庫待ちによって渋滞が起きているという事態は見たことが無い。

・建物北側の道路については、建物の建築面積を小さくして、敷地の一部を道路にする(渋谷区に贈与する)ことで道路自体の拡幅はできないか?

・次世代の住宅モデルとして自家用車所有をしない住人のためのマンションに計画変更し、駐車場の設置を取り止めてはどうか?

  

・東急不動産の計画立案における遂行指数(判断基準)は経済性しか無いのか?誰が何と言おうが利益を最大化するというのはあくどいキャピタリズム(資本主義)である。経済性は工夫して直すもので、経済性を盾にして話を進めてはならない。

・周囲(代官山)の環境に馴染む形態(規模)の良い建物を開発して、それでその事業採算性を確保するということが経営だと考える。基本設計が出来るまでに地域住民などの意見を聞いて、それを基本計画にどれだけ反映させるかが事業者のプライドであり責任ではないか。

・さまざまな場所の開発でも、建物が出来上がってからいろいろな問題が浮上してくる(作ったもの勝ちになっている)例が多い。したがって、今回のような話し合いが形だけのものにならないように、もっと周辺住民の意見を計画に反映させてもらいたい。

・本日の話し合いにおける東急不動産からの回答を聞いていると、周辺住民からの意見を計画に反映させるという姿勢が全く見られない。これでは話し合いの場を設けている意味が無い。

・本日説明しているあなた達は単なるメッセンジャーになってはいけない。代官山が都市の中で村らしいところを持っているという良いところを無くしてはいけない。今日出た話を会社の中で通してゆくことが良いまちを作ってゆくことになるので、それがデベロッパーとしての責務だと思う。

・代官山の将来を見据えて「さすが東急不動産だ。」と言われるような明快なコンセプトのプロジェクトにしてほしい。

・事業者には、地域全体での話し合いだけでなく、隣接住民とは個別に協議することを約束してもらいたい。

・2020年秋に予定されている「中高層建築計画の説明会」の前に、本日の周辺住民の意見を反映させた計画の見直し案を説明する機会を用意すべきである。

などの意見が出席者から提示されました。

2020年2月14日(金)に「建物の解体に関する説明会」の開催が予定されていますが、「計画内容の見直しに関する説明会」も「中高層建築計画の説明会」の前に開催することが約束されました。

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